タブレットとお着替え
娘に起こされて、久々に早起きをした。
最近仕事が忙しくて、起きる時間はいつもギリギリだった。
娘を抱きかかえて、ソファに置き、iPadの電源をいれYouTubeの動画をみせる。
娘が早く目を覚ました朝は、タブレットでの動画見たさに、リビングに連れていけとせがまれることが多い。
動画を見せている間に私は自分の会社にいく準備を終わらせた。
まだ会社に行く時間でもないので、娘のお着替えもやってしまおうと思った。
「お着替えしよう」と声をかけても動画に夢中でまともに取り合ってくれない娘。
しょうがないからiPadを洋服の入ってあるタンスの前に持っていくと、釣られるように娘も来た。
タンスの前に来てお着替えを始めようとしても動画を見ながらふにゃふにゃ悪ふざけをしている。
ラチがあかないので「お着替え終わったらテレビ(動画のこと)みよう」iPadの電源を落とした。
娘は「○○したら□□しよう」という今後の段取り的な話の理解がまだできない。
とてもではないが2、3分だけ動画を中断するリアクションには見えず、一度タブレットの電源を落としたら最後、金輪際、動画を見ることができないとでも思うのか、今回も大泣きをしてしまった。
大泣きをしながらも自分で服を選び、自分で着替えを済ませた。
着替えができたことを軽く褒めて、動画を再開すると、なにごともなかったかのように見ていた。
しかし頭に来ていたのか私にお尻を向けてふて寝をするように動画を見ていた。
その姿がとてもかわいかったので私はいいのだが、流れの作り方がよくなかったと思った。
今度は動画を見せる前に着替えをする流れをつくるのもいいかと思った。
そのことを妻に話すと、育児本に書いてたことで、何パターンか服を娘の前にもっていき「どっちがいい?」と聞くのがいいって買いていたよ。と教えてくれた。
なるほど、と思った。
扱い方を「会社の忙しい上司」のようにすればいいんじゃないかと思った。
自分で案件を進める際、わからないことに直面することがある。
ネットや問い合わせで確認したうえで、
「この場合、こういうパターンとああいうパターンがあってこっちのパターンの方が現実的だと思うのですがどうでしょう?」とか聞いて「いいんじゃない?」とだけ言ってもらえたらいいようにすることを習慣付けている。
自分の案件だから自分がうまくいくようにコントロールする必要があるから答えの内容も自分で誘導するようにするけど、娘には自分で主体的に動いて欲しいから、同じような条件のものを並べて、自分で選んでくれるのがいいかもしれない。
今度それでやってみよう。