快方に向かってると思いきや。入院の決断、突然の電話
前回の記事にて膵炎だと診断されたケンプー。
ひとまず獣医さんからに点滴をしてもらい薬を処方してもらいました。
この薬がなかなか飲まないです。
最初は羽交い絞めにして無理矢理口に押し込んでなんとか薬を飲んでいたのだが、だんだん嫌な気持ちが増えていったのだろう、最終的には一切薬を飲まなくなりました。
ケンプーの変化
ケンプーはさほど芸こそはできないものの、よくしつけられた犬です。
こと噛みつく等、人に危害をあたえるようなことは万に一つもないように徹底されています。
コーギーという犬種は短い脚、可愛いおしり等の印象からどこか小さな犬のような印象があります(というか私はそう思っていました)が、頭部の骨格など、触ってみたらわかりますが、立派なもんで大型犬のそれといっても過言ではないので、噛み付くようなことがあれば怪我をしてしまうほどのパワーなわけです。
であるからこそしっかりとしつけが必要であるわけですが、残念ながら薬をあげようと口元に手を持って行ったら少しですがかじられてしまいました。
よっぽどきつかったんでしょう、手負いのクマ状態で触られるのに過敏になっていたんだと思います。
少し手に傷がついたくらいで済んだのですが、可愛かったのが自分で噛み付いておきながら、我に返ったのか、噛み付いた手に鼻を当ててまるでごめんねをしているようにすり寄ってきたのです。
体がボロボロでもしっかりいいことと悪いことの分別があるいい犬です。
入院を決断
見た目はなんとなく元気そうでいいのですが、結局薬を何も飲まないとなると、治るものも治らないので入院させることにしました。
膵炎に効く新薬を点滴に入れて5日間やり続けるとのことでした。
ちなみに治療費は約8万円。
動物の治療は金額の折り合いをつけることもとても大切なところになるのであえて書いてみました。
5日間入院して、膵炎が治ればまあケンプーも元気になるでしょうと思っていました。
突然の電話
入院した初日の夜。急に獣医さんから電話がきました。
レントゲンを撮ったり、採血をしたり、エコーをとったりした結果、膵炎以外にいろいろ病気が見つかったとのこと。
レントゲンで片方の肺にかなり大きな白い影があり、それが肺がんなのか、良性の腫瘍なのか、横隔膜ヘルニアで近くの臓器が肺にせり出してきているのかはわからないが、何かしら悪さをしていて呼吸がしづらくなったり、食道も圧迫されて食欲が落ちたんじゃないかとのこと。
また、腎臓のエコーを撮ってみたら、ケンプーの腎臓は先天的に、遠かれ近かれ腎不全になる病気であることも発覚。
まとめると、膵炎を起こし、肺に何らかの腫瘍があり、近い将来腎不全を起こすという聞いた限り絶望的な報告を受けました。
またおいおい書きます。