家族日記

海辺に住みたいロマンチストの主人、とろ。堅実に生きたいお嫁、まあこ。天真爛漫ベイビー、娘のしーこが、すい臓、腎臓、肺に病気がみつかった犬のケンプーと共に寄り添い奮闘するも、2019年6月28日に永眠。旅行、アウトドア、釣り、キャンプ、BBQ、DIYなんかをやりながらなんとか家族で立ち直っていくブログです。

突然の別れ その4

寝てても覚めてても結局次の日は来た。

寝れない寝れないと言いながら結局2、3時には眠りについたんだろう、寝不足で辛いとかそう言う感じはなくスッキリしていた。

 

ケンプーともこれでお別れ。

 

そう思うと名残惜しさも倍増するも、朝10時から葬儀屋に行くことになっているので少しバタバタとしていた。燃やしに行きたくないのに燃やすために急がないといけないとなるとなんとも言い難い気持ちにもなった。

 

お嫁と娘はちょっと黒目な洋服、私はあいにく天気が良くなかったので、ケンプーがちゃんとお空に行けるように、明るい空色のシャツを着ていった。

 

結局一度しか使わなかったアウトドアワゴンは車のトランクの横幅目一杯広げて棺桶的な役割を果たしていた。アウトドアワゴンの使い方としては不本意ではあるが、即席の霊柩車が出来たわけである。

 

葬儀屋に行くまえに自分の実家に寄って父親に一緒に来てもらった。ケンプーのワゴンを運んでもらったり、一時的に娘を持っていて貰ったりといろいろ手助けをしてくれた。

 

葬儀屋に到着。外観はあまり良くないものの内観は綺麗な感じだった。ケンプーの立て看板まであった。

 

中に入って待合室もとても綺麗で花が飾ってあったり写真が飾ってあったりと人間のそれと遜色がなかった。

 

嫁は手紙を書いてケンプーの脇に挟んだ。後日何を書いたか聞いたところ、月並みなことだと言いはぐらかされた。

 

余談ではあるが、葬式のコースのオプションとして、ペットのDNAを採取してカードに出来るがどうかという提案を受けた。

 

ケンプーの思い出になるようなものならなんでも欲しい、多少値段がはろうともしょうがないって気持ちになっているであろう私達ですら、なんでDNA。。。というコレジャナイ感がすごかったので丁重にお断りした。まるで使い道がわからない。クローンでも作るのだろうか。

 

そんな一幕もありしばらくしていると燃やす準備ができたとのこと。

ケンプーを燃やす台の上に置く。昨日買ったひまわりをたくさん置いてやった。まあこの手紙をしっかりと脇に挟み直した。これで一人じゃないからね。

これでケンプーをモフモフ出来るが最後だ。生身のケンプーに触れられる最後のチャンスだ。覚悟なんて出来てるわけない。一昨日まで元気にご飯食ってたんだぞ。先月まで一緒に海に行ったり花見したりドッグランいったり普通にしてたんだぞ。当たり前のように楽しい毎日をこんなに尊いものだと感じることもできぬまま過ごしていたにちがいない。そんなもん失ってみないと気づけない。

 

気持ちとは裏腹に死んでいったケンプー。このまま放っておいてもいずれ腐敗してしまう。であれば一番綺麗な状態でお別れを言いたい。分かっている。分かってるよ。それでも悲しいんだって。

 

焼却炉はおそらく高温なんだろう。なんとも言えないブザーのような音がけたたましく鳴っていた。

 

焼却炉の両開き戸が開いてケンくんが中に入って行った。

 

戸が閉まった。

 

1時間程でケンくんは骨になっていました。

骨格がしっかりしていたケンくんだから骨の一つ一つが太かった。ひとつひとつ私とまあこで骨を拾い上げ骨壷に納めました。

 

どんどん運びやすくなっていくケンくん。

骨壷をシートベルトにしっかり止めて持って帰りました。笑

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その5に続けます。

突然の別れ その3

目が覚めた。

 

昨日ケンプーが死んで、私は深酒をして倒れこむように寝たが、目が覚めた時、昨日の一連の出来事は悪い夢ではないかと一瞬期待をしたが、私の枕元で背を向けて、花に囲まれて寝ている息子をみて「ああ、やっぱり事実だったんだな」と私の儚い気持ちはすぐに散っていた。

 

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突然の別れ その2

ケンプーが死んだことを状況から判断することができた私。しばらく待っていると処置室に呼ばれた私達。

 

そこに横たわるケンプー。

 

それはまるで昼寝でもしているかのように安らかで、しばらくしたらむっくり起き上がって水をがぶ飲みして少しむせる、いつものルーティンでもまたやるんじゃないかと思わせるほと日常的によく見ていたケンプーの寝顔でした。

 

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突然の別れ

いやー、まさか死ぬとはなー。

 

もし私のブログを最初から読んでくれてる人がいたとしたら「あれ?記事飛ばした?」とか思うかもしれませんが、たぶん飛ばしてないと思います。ちょっと前に入院して退院してきて、注射を何回か打たれ、アウトドアワゴンに乗ったり、ご飯を手作りしたりしてた矢先に逝きました。

 

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犬の膵炎用の食事を手作りで準備してみる

ステロイドを打っても食欲が回復しなくなったケンプー。お手製の無脂肪カッテージチーズを食べさせてみても匂いを嗅いでぷい。。。なかなか食べてくれない。難しい息子。ただ嘆いていても始まらないのでいろいろ試してみた。

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犬が膵炎だから無脂肪カッテージチーズを手作りした

なんとかケンプーに気持ちをリフレッシュさせたいという思いからアウトドアワゴンを買ってお散歩させたりと、いろいろ模索している中、やはりご飯を食べないというのが一番大きいのだから単純においしいご飯を作れば食べるんじゃないかという至極当たり前の結論に行きつきました。笑

とは言え、膵炎を患っている為おいしいものをなんでもかんでも食べさせていいというわけではないので、無脂肪でなんかおいしそうなものを模索します。

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犬を乗せてどこにでも行けるアウトドアワゴン買ったよ

ご飯を食べなくなったり、変なイボができたりと、あまりいいことがないケンプーになにか楽しいことでもあればなということでアウトドアワゴンを買ってみました。

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ケンプーはお散歩が大好きではあるものの、肺の腫瘍が大きいので少し歩くとすぐに息があがってその場でストップしてしまうことがあったので、基本お外にでるのは病院のときくらい。

しかも前までは車で30分程度かけて病院までいっていたところを徒歩で15分の病院に変えたため、ばてた犬をかついで歩かないといけなくなります。食事をしないで少しやせたからと言って13kgの犬を担ぐのはなかなか骨が折れますので、担架代わりに使えたらと思っています。

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